40代だからこそ感動する、とっておきのおすすめ映画5選

40代だからこそ感動する、とっておきのおすすめ映画5選

若い時に見た時には気づかなかったストーリーの深さや主人公の心情の理解、年齢を重ねたからこそ共感できることも増えてきた気がします。
「伝えないからこその愛情」や「相手を想うからこその嘘をつく勇気」…。
40代になったからこそ、改めて見たい映画をご紹介します。
(ネタばれ注意です)

グラン・トリノ

2008年に公開されたアメリカ映画。クリント・イーストウッドさんが、主演、監督、プロデューサーを務めた作品です。

フォードの自動車工を50年勤めあげた主人公は、愛車グラン・トリノを誇りにデトロイトで隠居暮らしを続けていたが、頑固な性格が災いし子供たちも近づかない日々を送っていました。
ある日、彼の家に隣家の少年が愛車を狙って忍び込むが、不良達に脅されていることを知り、少年やその姉が絡まれている時に助けたことから隣家族と触れ合うようになります。
少年に仕事を世話するようになり、成長していく姿を見て心の角が取れていく主人公。ただ、不良達は少年への復讐を計画してることを知った主人公が取った行動は…。

タオの未来の為に、自らの命を引き換えに。そして遺書には、愛車グラン・トリノを少年に譲る、と記されていた。

不器用な男が、若者と触れ合うことで自分の宝物でもあった車を託し彼のために死んでいったラストは本当に胸が締め付けられる想いでした。
個人的にはクリント・イーストウッドさんは若い頃よりも監督をされるようになってからの作品がとても好きです。
(もうだいぶお歳なので、どうか素晴らしい映画をまだまだ作って欲しい…)

【グラン・トリノ】

善き人のためのソナタ

2006年公開のドイツ映画です。ウルリッヒ・ミューエさん主演。

舞台は1984年の東ベルリン。 国家に忠誠を誓う国家保安省のエージェントが、反体制の疑いのある劇作家と同棲している舞台女優の監視を命じられるところからストーリーは始まります。劇作家のアパートに盗聴器が仕掛け、エージェントは徹底した監視と盗聴を始めるのですが、劇作家や女優なりの「正義」の思想と彼らをとりまく仲間たちとの会話、そして劇作家が奏でるピアノソナタを聞き、次第に心が共鳴していく…というお話です。

当時の東ドイツが置かれていた監視社会がテーマ。第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。

最後に、「自分を助けてくれた人が存在したんだ!」と気づくことで、その時代を生きた劇作家とエージェントの人生が救われた気持ちになるのは私だけではないと思います。

【善き人のためのソナタ】

人生の特等席

こちらもクリント・イーストウッドさんが主演を務めた作品です。2012年公開のアメリカ映画。

家庭を顧みず長年メジャーリーの名スカウトマンとして生きてきた主人公。彼は昔ながらに目で見て音を聞くことで仕事をしてきたのですが、年のせいで視力も衰えてきていました。そんな折に球団幹部からデータ野球時代に彼は不要だと契約を打ち切りされる通告が。
主人公は最後のスカウトの旅に出るのですが、目が悪い状態ということもあり、父親との間にわだかまりを感じ続けてきたひとり娘がしぶしぶ手を貸すことに。 妻を亡くし、男手ひとつで育てた娘と旅を続けることで、今までお互いに伝えられなかった想いをぶつけることが出来て…。

不器用な父親と父親ゆずりの頑固な娘が絆を再生する物語です。

私の親世代、とくに父親は昭和気質のいわゆる「多くを語らない、話さない」タイプの人も多かったのではないでしょうか。
とくに家族は家族であるからこそ、愛情を上手に伝えられないことも。
ただ、お互いにその気持ちに気づき向き合っていくことで、全部ではなくても愛情を感じるようになれるのだと思います。

【人生の特等席】

永い言い訳

2016年公開の日本映画。西川美和さん原作、主演は本木雅弘さん。

作家である主人公は、 妻が友人と出かけた旅行先で事故死した時にも不倫中。しかもそれを悲しむ感情さえ芽生えなかったが、マスコミの手前悲劇の夫を演じていました。そんな彼のもとに、妻の友人の夫が「妻を亡くした者同士、悲しみを分かち合いたい」と連絡してきます。トラック運転手でふたりの子供も抱え苦労している彼を知り、なりゆきで彼の子供たちの世話をすることに。
今までしてこなかった家事や子供の世話で、子供たちと触れ合う喜びや充実さを感じるようになってきました。
だがある日、妻が実は自分のことをもう愛していなかったと知り絶望感に襲われ、さらに子供たちが新しく懐きはじめた学芸員への嫉妬から妻の友人家族と決別をすることに…。
時は過ぎ、自堕落な生活を送っていた主人公のもとに、友人の夫が事故を起こしたとの報せが届きます。慌てて駆けつけるものの、その家族と自分の関わり方を見つめなおし…。

もともと妻が死んでも涙ひとつ流さなかった主人公が、子供との触れ合いを通じて「再生」していこうとするストーリーです。心の機微が絶妙な作品で、見終わった後に余韻を感じてもらいたいです。

【永い言い訳】

グッド・ウィル・ハンティング

1997年公開のアメリカ映画です。主演はマット・デイモンさん。
当時まだ無名だったマット・デイモンさんがハーバード大学在学中に執筆した戯曲を親友のベン・アフレックに見せたことから映画化に向けた脚本を共同で執筆したことも有名です。
アカデミー脚本賞も受賞しています。

マサチューセッツ工科大学数学科教授が学生たちに代数的グラフ理論の難問を出すと優秀な学生たちが回答に苦戦する中、いとも簡単に正解を出す者が現れました。ただその人物は大学の学生ではなく、 孤児で清掃アルバイトの主人公でした。
主人公の才能を伸ばしたいと願う教授でしたが、主人公はケンカばかりの鑑別所入りを繰り返す素行の悪い青年でした。教授は主人公を更生させるため心理学者にカウンセリングを依頼。

カウンセラーもまた、最愛の妻を病気で亡くしたことから孤独な日々を送っていて、主人公も互いに深い心の傷を負っていることを知り、次第に打ち解けていきます。さらにハーバード大学の女学生との恋愛を通じて、自分の将来を模索する人間へと成長していき…。

深い心の傷を負った天才青年と、同じように失意の中にいたカウンセラーがお互いにあらたな旅立ちを自覚して成長していく姿が描かれた感動のヒューマンドラマです。

主人公が自分の道を決めて旅立ったことを知ったカウンセラーのなんともやるせないような嬉しいような表現に、最後じんわり泣いてしまいます。

【グッド・ウィル・ハンティング】

前向きに生きるカテゴリの最新記事